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ゴールデンアクリリックス講習会

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3/10(木)13:30~15:30
 ターナー色彩株式会社のインストラクター北岡正明さんによる「ゴールデンアクリリックス講習会」にお邪魔してきました。

 この講座はアクリル絵具の基礎、アクリル絵具ってどんな絵具?という疑問の解消からスタートします。アクリル絵具の性質や色の特徴、またメディウムを使って画面にツヤや盛り上げなどを与えることを学びます。

 北岡さんはじめ、生徒の皆さま、ご協力ありがとうございました。今回だけではお伝えしきれないのでまたお邪魔させて頂ければ幸いでございます。


画像 アクリル絵具ってそもそもどんな絵具なんだろうという「いろは」の「い」から講義は始まります。
 アクリル絵具にはアクリルガッシュという絵具もあります。ガッシュは日本語に直すと「不透明」という意味になるそうです。総じてアクリル絵具=透明アクリル絵具、アクリルガッシュ=不透明アクリル絵具となるようです。

北岡さんの机の上には アクリル樹脂(白っぽい、木工ボンドのような液体)、青い顔料等がそれぞれ瓶に入って並んでいます。

アクリル絵具と水彩絵具 これも大きな絵具のくくりでは同じものになるようです。※水で溶く事のできる絵具というくくり。

その中でなぜ水彩絵具は描いたあとに水をたらすと滲むのに、アクリル絵具は滲まないのか、そのような疑問についても漏らすことなく説明して下さいます。



画像 説明の後はすぐに実際に絵具を試していきます。塗り始める前に、予め用意していたボードの画面を8等分に分けます。
 
 上段左から「アクリルガッシュ」、「ゴールデンアクリリックス(透明アクリル絵具)」、「水彩技法」、「レギュラーゲルメディウム」下段左に移りまして「コースパミスゲル」、「モデリングペースト」「AGラメシリーズ」、「AGパールシリーズ」と名前を振っていきます。
※AG=アクリルガッシュの略称です。

AGと透明アクリル絵具をそれぞれのマスに格子状に塗ります。

不透明は格子の下側の色(写真では赤色)が上の色(緑)によって塗りつぶされて見えません。透明は緑の色からうっすらと赤色が見えます。



画像 こちらの方のボードも同様に8等分です。皆さま同じ内容を受けていらっしゃいます。

 レギュラーゲル(グロス)の特徴はツヤがでること。美しい光沢が絵具に付与されています。またこのメディウムには粘度を変えたものもシリーズが揃っているようです。絵具の粘度もコントロールできるメディウム、いろいろ遊べそうです。



画像 こちらの方も同じ内容ですが、特に「コースパミスゲル」がお気に召したようでした。油絵を描かれるそうで、砂目の下地が簡単に作れるところにビビっときたようでした。



画像 画面左下の青い部分。こちらは「モデリングペースト」です。立体的に描く時に重宝します。半乾きの時に筆跡やナイフで跡をつけたりしても面白い効果が得られます。



画像 左側はAGの黒の絵具。右側はアクリリックス(透明)の黒の絵具をそれぞれ下地として塗っています。
 黒と一口に言っても顔料の割合の違いでここまで質感に違いがでるんですね~

 下地が乾いたら、左にはAGラメシリーズを、右にはAGパールシリーズをそれぞれ試します。
 ラメ色は乾くまではそれほど濃く出てきませんが、だんだん乾燥してくると色鮮やかに発色します。これはアクリル絵具の「のり」の役割をしている「アクリル樹脂」の性質によります。ボンドのように始めは白く濁っていますが、時間が経ち硬化すると透明になります。これがチューブから出した際の「濡れ色」と硬化し、「乾いた色」の色の違いなんだそうです。



画像 水彩絵具のように滲みを聞かしたテクニックを使用する場合、水彩絵具だと何色も重ねて滲ませている内に初めの方の絵具が滲み過ぎてしまうということが起こるかと思います。
 アクリル絵具の性質の一つ、「乾燥後は水に流れない」という特徴があります。

 アクリル絵具を渇く前に、適度ににじませ、乾燥後に上から他の色をにじませるということをしても、下の色はもうそれ以上滲むことはありません。
 この性質を使って適度な滲みの研究なんかもできそうです。滲みの偶然性を再現しようとするときに効果的かもしれません。