![Sさん作品.jpg](https://i.grupo.jp/dynamic/5f/7c/a87b6ba6e21831f5888fb9dfbd0158b95b195f7c_4576877.jpg)
★七宮先生クラスの受講生さん(Sさん)の作品です。
(以下は講師の七宮先生のコメントです)
油で人物を制作中のSさんの最新作です。日曜の人物講座でモデルをしていただいた学生さんの写真を用いてご自分のイメージを膨らませて描かれました。随分試行錯誤されましたが、作者の美意識や世界観が観る者にしっかり伝わる形で洒落た作品に仕上がっていると思います。
人物をモノトーン気味に抑えた色彩で描き、対比的に背景は抽象的な線、面、色彩、タッチで暗示的に表現したことは非常に効果的です。画面全体のバランスで描きこみの密度をコントロールできておりラフなタッチにも必然性が感じられます。絵を描くとは対象をコピーすることだけではありません。
モデルは作者にとっては飽く迄も作画の動機なのです。
| 14:00
![増田作品.jpg](https://i.grupo.jp/dynamic/3e/e5/9701af2f22ba137bb0638fc25d539c95e74f3ee5_4576874.jpg)
■七宮クラスの受講生さん(増田さん)の作品です。
(以下七宮先生のコメント)
アグリッパ胸像を木炭でデッサンされた増田さんの作品です。
像はのみならず画面の隅から隅までくまなく把握するようにしっかり描きこまれた力作です。
物をより自然に描くには、見たままをそのまま描くだけではなく、構造的な成り立ちを幾何形体などのシンプルな形態に置き換えて、組み立て直すような意識で現実に近づけていくことです。そのことがしっかりできています。
欲を言えば、台座の歪みと頭部の回り込みがやや不足かなとも思いますが、デッサン力のアップということで十分の成果があったものと思います。
| 13:55
![小森さん作品](https://i.grupo.jp/dynamic/0c/26/191e5d8e3a07a29c5c39230e27d6d9fa4b4d0c26_4574908.jpg)
![絵文字](https://i.grupo.jp/static/image/emoji_s/sun.gif)
(以下七宮先生のコメント)
日没の横浜を写真とご自身の記憶をもとに描かれた小森さんの油絵です。
ショウウインドウ、銀杏、街灯、自動車、イルミネーションなどのディティールが簡略化しながらも丹念に描きこまれており雰囲気十分で見ごたえがあります。
アイレベルに留意した正確なパースと適切な描きこみの変化により自然な奥行きと臨場感が表現できています。ともすれば左右に分断されてしまいそうな構図も、ウインドウ→銀杏→並木道と視点を誘導することで平板にならないのです。路面の映り込みも見事です。
これからも小森さんらしい作品を期待しています。
| 10:30
![志田作品.jpg](https://i.grupo.jp/dynamic/5f/ba/cad9419ca30d312fbcd492398785a391faf55fba_4572386.jpg)
★七宮クラスの受講生志田さんの作品です
(以下七宮先生のコメント)
基礎デッサンから始めて油絵で写実画を永く学ばれた志田さん。
本作品はピカソその他を参考に人物をキュービックに抽象化したものです。
単純化した力強い線と色彩で画面空間を自由に構成し作品としてまとまっています。
マチエールや色彩もしっかり考えられており都会的な洒落た雰囲気に仕上がったと思います。
加速度的に多様化する現代絵画ですが近代美術史からの流れを学ぶことが大事です。
これからも楽しみながらマイペースで頑張っていただきたいと思います。
| 13:39
![CIMG0735.JPG](https://i.grupo.jp/dynamic/c1/ea/20afe215047683377ff95546d8eb8539055cc1ea_4569452.jpg)
■平田クラスを受講されている秋山さんの作品です
(以下平田先生のコメントです)
実際に置いた静物に仮想の背景を組み合せ構成した作品です。
個々の静物はよく描けています。マチスの絵と壁の色と静物との関係にとても苦労していましたが、なんとか無事洒落た作品に仕上りました。
| 13:54
![静物デッサンNさん.jpg](https://i.grupo.jp/dynamic/11/40/ed6650c47b0e13230d6b2ea146cff08d34b21140_4568842.jpg)
■七宮クラス受講生さんの作品です。
(以下七宮先生のコメントです)
ご自身の作品制作のためデッサンを基礎から勉強されているNさんの作品です。
モチーフはレリーフの施された青銅器のような質の壺です。
曲線を含む形態は形がくるいがちですが、常に幾何形体を基本に左右対称性や奥行きをもった面の見かけの変形を正しく掴むことが大事です。描写については、細部も全体も同じ立体であることを忘れないことです。
本作品は、作者の目線や影のシェイプも正確でテーブルや壁の抵抗感が表現できていて空間と物の存在感を強く感じます。
基礎デッサンの水準に達していると思います。
| 16:48
![tanimoto.jpg](https://i.grupo.jp/dynamic/32/40/624bf583924aeb825a335271662d0fe756323240_4567848.jpg)
★平田浩之先生のクラスを受講されている谷本さんの作品です。
平田先生のコメントです:
谷本さんは現役で勤めていた頃、何度か行ったパリの風景を描き続けています。もう自分のスタイルができているので細かい指導はしていません。
作品もたくさん貯まってきたようで近いうちに個展で発表するそうです。とても楽しみにしています。
| 11:42
| 14:18