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 人物クロッキーや鉛筆デッサンは大分描けるようになってきた小関さんですが、全体を大きく捉える訓練として、最近、木炭デッサンを始めました。なんと言ってもまずは木炭に慣れることですが、材質の特徴を知り、そして調子の幅を出す練習として昔から行われているグラデーションをやってもらいました。(私も高1で美術部に入ったとき真っ先に先輩にやらされました。懐かしい・・。)真っ白~ハーフトーン~真っ黒までの10段階です。時間はかかりましたが塗りも押さえも際の処理も大変きれいにできました。これに加えて木炭紙の目を潰さないザラついたトーンのでのグラデーションも次回やってみましょう。慣れるのに多少時間がかかる木炭ですが、ディティールを描きにくい木炭だからこそ全体を大きな面の連続で捉える立体表現の学習には効果があります。ドローイングにもその威力を発揮すると思います。
※七宮先生コメント

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 水の入ったガラス瓶をデッサンしたものです。構図、表現方法共に基本に忠実に描かれています。作画のポイントは、円柱(幾何形体)同様左右対称のフォルムとアイレベルからの距離によって見え方が変化してゆく楕円形の捉え方とガラスと水の透明感、透明ガラスの立体感、光の屈折率の違い等でしょうか。キャップの色と質感も大事です。それらすべてがしっかり表現できていると思います。テーブルと壁も描き込みを抑えながらも要所はしっかり押さえられており奥行き十分です。
 特に評価したいのは無駄なタッチを残さず、輪郭の変化をバックとの関係でメリハリを意識的につけることによって立体感が表現されているところです。瓶の底の描写も屈折した様子がよく観察して表現されています。
 デッサンは、対象の描写において何が必要で何が不必要なのか、視覚による情報伝達という目的から分別し最適な表現方法を見つけ整理し自分のものにしてゆくことです。(Nさん作)
※七宮先生コメント

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 初期ルネッサンスフィレンツェ派の画家サンドロ・ボッティチェルリの『ビーナスの誕生』をアクリルガッシュで模写したものです。模写のサイズはB3ですが細部まで丹念に描き込まれ非常に完成度があります。中間色も幅が広く丁寧なタッチで明暗だけでなく色味も描き分けられており美しく仕上がっている思います。詳しい評価は割愛しますが(多すぎるので)、模写として単に似せるということではなくディティールや量感の描写法や表現様式まで学べたことと思います。長期間本当にお疲れ様でした。持続力や忍耐力もかなりアップしましたね(拍手)。
(柚木さん作)
※七宮先生コメント

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(乾さん作品コメント)
 女性モデルをモチーフに制作された作品です。
 日ごろから自由な発想と表現で周りを驚かせている乾さんですが、今回は比較的おとなしめでしょうか。
 しかしながら表現主義的な色彩やタッチは健在でやはり魅力的です。私自身が写実的な作品を多く描いてきたせいかもしれませんが、やはり乾さんの表現力は天性の感覚だと思わずにはおれません。パレットにあった色を置くだけ、というご本人の言葉を借りるまでもなく、非常に自由でタッチ色彩共に活性に満ちているという感じです。今描き上げたばかりという鮮度感が良いと思います。連想から形を作ってゆく姿勢もなかなかまねのできないところだと思います。
 私の毒にも薬にもならないようなアドバイスもちゃんと聞いていただいてますが、私の方がいつも勉強させていただいている感じですみません(笑;)。画面右の形(カーテンでしょうか?)が面白く、画面奥の人物?とその上の水平の線が不思議な緊張感を作り上げているようです。(七宮講師)

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 キャンバスにアクリルと主に木炭を使って描かれた作品です。
 山肌を丹念に描写したり尾根のエッジを効かせたりするには木炭が合っていたようです。ご自身のオリジナルの写真を使っていますが、実際に登った山なので実感がこもっているというか、スケール感が強く伝わって迫力があります。
 また、遠景にのみ着彩するあたりは表現素材に柔軟な本郷さんらしいところだとも言えます。作者の本郷さんは、第7回世界絵画大賞展で東京都知事賞を獲られたこともある実力の持ち主で、やはり仕上がりに安定感があります。
 小作品より今回のように20~30号以上が画面に対するマチエールのバランス上、狙いが伝わるような気がしますがいかがでしょうか?
(七宮講師のコメント)

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(七宮先生のコメント)
 ご自身が旅行先で撮影した風景の油絵です。
 風景画はやはり奥行きの表現が大事ですが、点在する樹木の根本の描写と地面に落ちるその影をしっかり描くこと、さらに近景中景遠景の色彩、コントラスト、描写密度を描き分けることで分かりやすい空間表現ができたと思います。
 樹木は風景の中では重要で、それは動くもの、変化してゆくものとして捉えるというか、建物や地面のような硬質のものとは違うという意識でそれらの差を描き分けていただきたい。画面上のバランスで移動またはデフォルメしても構いませんし写真に囚われ過ぎないことが大事です。しかしながら幹、枝の太さの変化や前後左右と重力に対するバランスを取りながら枝わかれすることは常に念頭に入れておいて下さい。雑木林で普通に見られる種は見なくても大体は描けるようにスケッチやデッサンを積み重ねて自分なりの表現法を整理しておくと良いかと思います。樹木の表現は作者の画風が強く反映されるものでもあります。
 作者:鈴木弘毅さん  因みに世界堂アートスクール時代の会員ナンバー001だそうです(笑)

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七宮先生クラスを受講されている市川さんの作品です。
(以下七宮先生コメント)
 作者の市川さんにはよく絵画表現についてお話しさせていただいております。
 構成的なことや色彩マチエール、主観や個性、そして抽象性について、さらには時代性等々。会話の中から制作する意味や方向性を見出していただければと願っています。デッサンを基礎学習つまりは情報伝達における単語と文法だとすれば、油絵などの絵画は主観表現という独自性を基にした文学だと思います。もはや教える教わるという一方的な関係で成立するものではないような気がします。
 一つの作品にお付き合いしていると私自身も発見や気づきがありますし、そこはこうしてほしいと思うことも多々ありますができるだけ堪えています。
 今回の作品は、まずは形の見せ方に幅を持たせること。
 例えば花ビラや葉の表現にバリエーションを持たせることで見る者に自然な視点移動を作る。
 色彩や描写量の差異でメリハリのある視覚刺激を考える等アドバイスさせていただきました。

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「静物画」F6サイズ
水曜 河端クラスB,Cを受講している小島さんの静物油彩が完成しましたのでご紹介いたします。

基礎デッサンで養った形の取り方や明暗法を駆使して、花、ガラス、金属それぞれの質感に迫った良い作品になりました。
また、油絵具の透明色、不透明色の特長を使い分けることが出来ていますので、絵具の層の構築も美しく見てえいます。

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受講生の高橋さんの作品です。
以下は作品に対する七宮先生のコメントです。

 印象派を代表する画家クロード・モネの代表作『睡蓮』を鉛筆で模写したものです。
 オリジナルは、油絵で筆触分割と呼ばれる混色させない絵の具のタッチの重なりで絵の具本来の材質性を生かしつつ、刻々と変化してゆく自然の要素を美しく表現したものです。
 色彩と絵筆のタッチで構成されている作品を敢えてモノトーンの鉛筆で模写するということは、物の形を作る線や面を使わずにトーンのみで構成するということで、なかなかユニークで且つ描写や構成技術の訓練的としても意味のあることではないかと思います。
 本作品は、鉛筆のトーンの幅を最大限に使い奥行きや睡蓮や水面遠景の樹木等と空間の関わりがしっかり表現されてカラー作品に劣らない強さがあると思います。
 今後の高橋さんのデッサンやカラー作品にも必ず役に立つことでしょう。

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(七宮コメント)
 生きている化石といわれるオウムガイの殻を鉛筆デッサンしたものです。
単体の静物をデッサンする際は、画面中央に配置することは当然ですが、気持ち上部に上げることでテーブルの面積が物とのバランスがとれ、物の存在感が増します。
 テーブルと壁との接線も丁寧に描きこみ、またテーブルの表面や落ちている殻の影の描きこみも過不足なく緊張感があります。殻の形、色、質の表現も申し分ありません。
 これからもデッサン力アップに頑張ってください。
(作者:サミー関口さん)

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■小林聡一先生のクラスを受講されているH・Hさんの作品です。

タイトル:「静物デッサン」   サイズ:F8

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■小林聡一先生のクラスを受講されているS・Kさんの作品です。

タイトル「第一作」 F6号サイズ  油彩

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■小林聡一先生のクラスを受講されているK・Iさんの作品です。

タイトル「石膏・カマイユ画」 F6号サイズ  油彩
ご本人のコメント:「マイペースにやらせて頂いております。」