七宮先生クラスを受講されている市川さんの作品です。
(以下七宮先生コメント)
作者の市川さんにはよく絵画表現についてお話しさせていただいております。
構成的なことや色彩マチエール、主観や個性、そして抽象性について、さらには時代性等々。会話の中から制作する意味や方向性を見出していただければと願っています。デッサンを基礎学習つまりは情報伝達における単語と文法だとすれば、油絵などの絵画は主観表現という独自性を基にした文学だと思います。もはや教える教わるという一方的な関係で成立するものではないような気がします。
一つの作品にお付き合いしていると私自身も発見や気づきがありますし、そこはこうしてほしいと思うことも多々ありますができるだけ堪えています。
今回の作品は、まずは形の見せ方に幅を持たせること。
例えば花ビラや葉の表現にバリエーションを持たせることで見る者に自然な視点移動を作る。
色彩や描写量の差異でメリハリのある視覚刺激を考える等アドバイスさせていただきました。
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